Curtis Fuller

Blues-Ette


曲:★★★★★
演奏:★★★★
ジャズ入門度:★★★★★
評価:★★★★

昔、TV-CFでも使われた [1] を筆頭に柔らかで洗練されたハーモニーが支配する、ベニー・ゴルソンとの共同製作とも言える定盤アルバム。
トロンボーンとテナー・サックスは共に音域が低く落ち着いたムードになるうえに相性が良いことから他でもよく見られる組み合わせですが、このアルバムでもその組み合わせの良さが存分に出ている。曲の良さ、
親しみやすさの点でも魅力たっぷり。トミー・フラナガンの洗練されたピアノと、ジミー・ギャリソンの太く主張するベースも脇役以上の存在感。何よりも曲やアレンジの良さが際立っていることもあって、実はフラーの
トロンボーン奏者としての実力とは別の次元で評価されている気もする。耳当たりが良すぎて刺激を求めると物足りなさを感じることもあるけれど、グループとしてのバランスも良く味わい深いアルバム。(2006年6月3日)

 

ブルースエットブルースエット
1,132円
Amazon

 

[Recording Date]
1959/5/21

[1] Five Spot After Dark
[2] Undecided
[3] Blues-Ette
[4] Minor Vamp
[5] Love Your Spell Is Everywhere
[6] Twelve-Inch

Curtis Fuller (tb)
Benny Golson (ts)
Tommy Flanagan (p)
Jimmy Garrison (b)
Al Herewood (ds)